犬を飼う前の家族の洗脳

子供は小さいころから生き物に興味を持っていましたので、保育園でいろいろな生物を捕まえていました。有毒な生物(ケムシやムカデ、ハチ、キノコなど)は触ってはいけないことを教えていましたが、そのほかの生物については特に触ってはいけないとは言いませんでした。

 

子供は大人と違って先入観がないのでクモやイモムシなどを捕獲して保育園で観察していたようです。保育士の皆さんは気持ち悪くても優しく見守っていただいたようで申し訳ない気持ちでいっぱいです。うちでもカブトムシやクワガタを飼ってみたり、セミや蝶の羽化を観察したりしていました。

 

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水族館が大好きです

子供が大きくなってきて「そろそろ犬を飼えるかもしれない」と思い始めました。ある時何の気なしに「犬を飼いたいんだけど」と家族に言ってみました。

すると、意外にも二人とも「猫ちゃんが飼いたいなあ」と言うのです。子供ならまだしも奥様まで猫ちゃんが飼いたいというのは初耳かつ意外でした。奥様は実家に住んでいたころから動物を飼ったことがなかったからです。

 

 

 

学生のころハエに愛情を注いでいたと聞いたことはありましたが昆虫と哺乳類は全然違うものです。哺乳類の中でなんで猫ちゃんなのかと聞くと「にゃーん♪ってかわいいから」とか「犬は怖いから」と犬が一緒に暮らす選択肢に入っていないことが判明しました。

 

 

うーん、困ったぞ。一緒に暮らしたこともないのに最初から拒否されるなんて・・・。

まずは奥様と子供に犬のいいイメージを持ってもらうことが必要だと考え、犬の素敵な話をたくさん聞かせようと思いました。

 

 

最初はご飯の後のゆっくりタイム(うちでは団らんの時間をこう言っています)にハチ公の話を聞かせました。二人ともハチ公の気持ちに入り込んだらしく横山光輝三国志のように「オオオ・・・」と慟哭していました。それからニッパー(ビクターのマークだった子です)や盲導犬サーブのお話、柴犬まるやマサルザギトワさんとこの秋田犬)などはインスタを見てリアルタイムに可愛さを共有しました。

 

 

話を始めてから三日くらいは毎日犬の話をしていましたが、徐々に減っていきあまり話さなくなった頃、奥様からの提案で家族で一度ペットショップに行ってみようということになりました。

 

 

あれ?そんなに犬を見てみたくなっていたのか、と洗脳成功にも関わらず本人は少し驚きました。

 

 

次回は犬の迎え方について書こうと思います。

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空手犬(空手柴)を目指しています