正しい知識を伝える大切さ

子供が小さなときにたくさんのことを聞かれました。彼は見たこと、聞いたこと、感じたことの疑問を率直に質問します。

 

大人のような忖度はありません。生き物のこと、宇宙のこと、天気のこと、幅広く思うままに「なぜ?」を連発します。

 

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草むらからアロサウルスが覗いています 福井恐竜博物館にて

思い返してみれば自分も子供のころ何でも質問していたと思うのです。大人の知識は未就学時の僕にとってにとって世界を知る唯一の術でした。

 

そう思うと、子供の質問におざなりに答えるわけにはいきません。幸い現在はインターネットがありますのですぐに調べることができます。子供の興味はすぐほかのことに移ってしまうので、返事に迅速さが求められます。(よくて数分)本当に情報機器、ネットワークの進歩に助けられています。

 

自分の知識で答えられる質問はできるだけ丁寧に説明します。その他のことをなぜいちいち調べて答えるのかというと「正しい知識」が非常に大切だと思うからです。また、分からないこと、知らないことをちゃんと分かるまで調べてほしいからでもあります。

 

ある程度の立場の大人でも専門外のことはうろ覚えであったり、間違っていたりします。それを得意顔で語ることは数人単位の小さな社会の中なら問題になりませんが大きな社会(例えばネットワーク上)ではデマや間違った知識が広がることで多くの人を危険に晒したり、傷つけてしまったりします。

 

そういった被害を食い止める基本的な姿勢が「正しい情報」を調べ、知り、それに基づいた行動をとるということだと思うのです。

 

僕は小さいころキャベツから生まれたと教えてもらいましたが(なんでキャベツかコウノトリなんでしょうね?マニュアルでもあるのかな)うちの子供は幸運なことに彼自身の受精卵の写真がありましたので発生から誕生までを遺伝子の話も交えて説明することができました。人間の生殖行動そのものについては大きくなったら分かると詳しく説明していませんが、そこらあたりの説明が憚られるためのキャベツなんでしょうか。個人的には生命の誕生がいかに神秘的、奇跡的であるかを知ってもらったほうが後々の保健教育にもいいと思うのですが。。。

 

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大好きなダンクルオステウスさんの頭骨

余談になりますが僕は「キン肉マン」のロビンマスクという超人が大好きで小学生のころロビンマスクネプチューンマンの試合を読み重量の大きいもの(重いもの)は小さいもの(軽いもの)よりも落下速度が大きい(早く落ちる)と刷り込まれていました。物理を学ぶ際までこれが間違っていると気が付きませんでした。

 

今でも僕にとってのキン肉マン・ベストバウトはロビンマスクマンモスマンです。